大分自動車道の九重ＩＣから降りて
宝泉寺温泉郷の一番手前の壁湯温泉に行ってきました。
カジカの鳴く野趣あふれた洞窟風呂で有名です。

壁湯温泉　旅館福元屋（りょかん　ふくもとや）
大分県玖珠郡九重町

　　

　　昨年、立ち寄った露天風呂の壁湯温泉に今度は宿泊しました。
　川沿いに建つ一軒宿（民宿も１軒ありますが）で、宝泉寺温泉へ
　行く道沿い左にあります。

　　道沿いから細い私道の坂を下りて行くと共同露天風呂もあり
　そこの手前を道なりにおれると福元屋の入口になります。
　　
　　黒塗りを基調に落ち着いた和風の建物で内装はちょっと黒川
　温泉の雰囲気です。
　　フロント横には、「日本秘湯を守る会」の提灯が・・・・・
　囲炉裏を配し談話室もなかなか風情のあるつくりになっています。

　　今回のお部屋は、川沿いの角部屋の「松」でした。（お部屋は２階）

　　　福元屋は、お湯も良いですがお食事がおいしいんです。
　　今回は、前日が大分のアユの解禁日で、期待通りにアユの塩焼きもでました。
　　山菜、こんにゃく料理に豊後牛の溶岩焼き、熊本の馬刺しなどの郷土料理でお膳が彩られます。
　　ご飯が香り米を使っていてとてもおいしいです。

　　この福元屋の名物は、なんと言っても洞窟風呂です。家族湯や貸切風呂もなかなか個性的ですが
　川沿いのぬるめの混浴洞窟露天風呂は、長湯ができて眺めも最高のお風呂です。
　　湯船の横を通って奥に更衣室がありますが、常連さんは手前の棚に服を置いて入ってきます。

　　川のところにももうひとつ湯船があり、こちらは川に手が届くのんびりムードになれるお風呂です。
　今回は、前の日に台風で増水したので、ちょっと川砂利が入っていましたが、こちらのお風呂も
　良かったです。

　　女性のお客さんも多いのですが、こういうお風呂が好きな方ばかりで、その上に八部屋しかない
　家族的な旅館ですから、みんなお友達になっちゃいます。
　　地元の方は、２、３時間つかってます。写真でお風呂のふちに木が置いてありますが、これを
　湯船に浮かべて缶ビールやおつまみを載せる台にしてます。

　　この露天風呂の入口手前に、女性用洞窟風呂もあります。　　　

　　　立ち寄りなら共同露天風呂もよってみる事をお勧めします。
　　直ぐ横ですが、結構しっかりしたつくりで３００円を箱に入れて入ります。湯船は階段を下りた階下にあります。
　　上に脱衣所があり、こちらも常連さんがいつも楽しそうにつかってますね。

　　　この近くは良い温泉が多くて、温泉めぐりにはうってつけですね。でも泊まりはもっと楽しめます。
　
　　　今回僕も家族湯には一回も行かず、四六時中洞窟風呂につかって、泊り客のみなさんとお話し三昧で
　　とても楽しめましたよ。