狩野川沿いに建つ歴史ある温泉地の天城湯ヶ島温泉。
川端康成の「伊豆の踊り子」のモデルとなる「湯本館」の露天風呂に入りに
行きました。そこは、紅葉時期の渓流沿いの趣のある秘湯でした。
この宿には、康成が家族のように滞在して「伊豆の踊り子」執筆した部屋も
展示されています。文学の歴史に誘う湯宿です。

天城湯ヶ島温泉（あまぎゆがしまおんせん）
静岡県田方郡天城湯ヶ島町湯ヶ島

　この湯本館は、狩野川沿いの右の写真の露天風呂が
有名です。
　貸切、混浴と昔の風情そのままで入浴できるのが
うれしいです。ほとんど河原と同じ目線で、渓流沿いの
紅葉を見たり、新緑に目を休めたりと思い思いの時間を
ゆったりと過ごせる極楽温泉ですね。

　脱衣所は、ひとつでかごが置いてありますので　
人がいない所を見計らって着替えをすれば、女性でも
安心ですね。
平日の昼間は、ほとんど貸切状況ですので、お休みとって
でも平日に来る事をお勧めします。
　また、内湯は、大きなひのき風呂に家族風呂も
あります。

　この湯本館の隣には、公衆浴場「河鹿の湯」もあります
のでどちらにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか？

　　

　

　伊豆の修善寺から南に続く国道４１４号線を下って行くと
天城越えの天城湯ヶ島温泉郷に入ります。
　手前にいくつかの日帰り温泉「天城温泉会館」などを越して
狩野川の周辺が天城湯ヶ島温泉です。
　今回は、川端康成が家族のように年中滞在していた「湯本館」
の露天風呂に来ました。
　「伊豆の踊り子」の舞台で有名なこの旅館は、康成が執筆して
いた部屋も公開されています。
　奥まった路地の突き当りから階段で下りていくと古風な玄関に
出会います。この入り口が小説のなかで踊り子がわらじを脱ぐ
場面で語られています。