<レストラン>
  
 
   島内のレストランはメインレストランひとつで、オープンな作りです。席によっては、木々の間からちらりと海が
  見えますが、基本的には海を見ながらの食事は期待できません。
   レストランの中は、観葉植物がたくさん置かれて涼しげな感じに作ってあります。天井にはファンが廻っています。
  
   今回の担当になったウェイターのモハメッドさんは、モルディブ最南端のガン島出身でとても礼儀正しく気の利く
  スタッフでした。必ず椅子は引いてくれるし、ペットボトルに手をかけると遠くからでも急いでやってきてグラスに
  ついでくれます。僕達はこういうサービスに慣れていないので、結構勝手に自分達で済ませてしまいモハメッドさんを
  戸惑わせてしまいました。
   このホテルはマーレのカムホテルグループで、ガン島のイクウェイタービレッジなども同系列です。そのせいか
  スタッフにガン島出身者が多いようです。
   彼はアユの事をとてもかわいがってくれて、毎日テーブルを花やナプキンでデコレーションしてくれました。
  また、とても器用でやしの葉でいろいろな細工物をアユに作ってくれたりもしました。

   彼は勉強熱心で、僕が持っていた六ヶ国語の会話集にとても興味があって、しばしば聞きに来ます。
  エンブドゥはドイツ人やフランス人ゲストが多く、簡単な挨拶を覚えようとしていたので、最終日にチップと一緒に
  この会話集もあげました。
  
   レストランでは、僕が持っていったモルディブの会話集「指差し会話集」を見ながらディビヒ語を教えてもらい
  結構、スタッフと盛り上がったので皆さんも持参されたらいかがでしょうか?    
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4.ハウスリーフ 

    今回は到着の翌日と最終日は快晴でしたが、おおむね雲が空にかかり時折スコールが降るという雨季らしい
  天気でした。水中も透明度が悪かったです。しかしながら、風が弱かったので波も立たずシュノーケリングに
  差し支えることも無く十分楽しめました。
   
 <浅瀬>

    コテージ前のビーチの浅瀬では、今回アユがシュノーケリングの練習をするのに絶好のポイントでしたが、なんと
  こんな浅瀬でアユはカメを2回も見てしまいました。カメはドロップオフよりも浅瀬で見ることが多かったです。
    また、小さなツマグロザメや大きなカスミアジ等もバンバンと入ってきます。シマハギの群れなどもよく見られます。
レストラン入口
レストラン内
ウェイターのモハメッドさんと
ラグーンで遊ぶアユとマーク
シュノーケリングデビューのアユ
3.ビーチ
  

    エンブドゥは、あまり広いビーチがありませんが、僕達の泊まった41番コテージの前は島の中で唯一広いビーチ
  になっていました。
    その為に、天気が良かろうが悪かろうが早朝から日が沈むまでヨーロピアンが一日中ゴロゴロしていて混み
  合っていました。それでHP用のゲストのいないビーチを撮るのはかなり苦労しました。

    コテージは、木々に囲まれているので部屋から広いビーチは、見られませんがそれでも木々の合間からちょうど
  沖に「タージ・エキゾチカ」が見えます。
    このビーチからは、ボリフシ、ヴァドゥやラグーナなどのリゾートの他にもマーレの街並みが見えるので、夜は
  結構明るかったりします。何も無い南の島のイメージをもたれる方には、少し違和感があるかもしれません。
    ここは、広いラグーンが海に向かって左手に広がり、ウインドサーフィンをしている人の姿も見られました。
  ドロップオフが近くてハウスリーフの良い島の割には、ラグーンも楽しめる珍しいリゾートです。
   
   僕達は、いつもはあまり部屋のロケーションにはこだわりが無くメッシュバッグにシュノーケリングセットやアユの
  砂場セットを詰めて、その日のお気に入りのビーチに移動していました。
   でも今回はちょうど目の前がアユが遊ぶのに絶好のビーチになっていたので、コテージのテラスに荷物を置いた
  ままで遊ぶ事ができてとても便利でした。
   ここのビーチの砂はわりときめが粗くさらさらというわけではありませんが、波打ち際には白い二枚貝や巻貝など
  の貝殻が打ち上げられていて、アユはこの貝拾いも楽しみました。たくさん集めて、最終日にはビーチに穴を掘って
  埋めておき、「次の時に見つけられるように」と珊瑚のかけらを乗せておいたのですが、果たして次回に見つかる
  でしょうか?もし皆さんがエンブドゥのビーチを掘った時に貝殻がたくさん出てきたら、それはアユが埋めたものかも
   しれませんね。
      
かなり沖まで歩けるラグーン
島で唯一広いビーチ
部屋の前の風景
   食事は、三食ビュッフェ・スタイルです。
   ヨーロピアンゲストは、朝食の出だしはゆっくりですが、昼・夕食の出だしはかなり早いです。
  ボリフシの時はあまりファミリーは見かけませんでしたが、エンブドゥはファミリーがわりと多かったです。

   朝食  7:00〜9:30   昼食  12:30〜14:00(金曜日は、13:00〜14:00)  
   夕食  19:30〜21:00
       夕食は、曜日ごとにテーマがあり、若干内容が変わります。
            日曜日  チャイニーズ or モンゴリアン   木曜日  バーベキュー
            月曜日  ウェスタン                金曜日  イタリアン
            火曜日  フランベ                  土曜日   カベリー(周辺料理) or モルディビアン
            水曜日  アジアン(インド料理)
  
    朝食は数種類のパン(デニッシュはあまりありません)、パンケーキ、シリアル、ハムやチーズ、ソーセージ、
   ベーコン、そして目の前で調理してくれるオムレツというモルディブの定番朝食メニューです。
   そしていつもカリーがでます。これが僕には嬉しいです。フィッシュカリーはかなり辛いです。

    昼食には、毎回日替わりでスープが出ますが、とても美味しいです。
   パスタやサラダ、温野菜、魚・肉料理で味付けも僕達にはおいしくいただけました。
   昼食と夕食のデザートは、結構手の込んだタルトやムースなどがあり、楽しませてくれます。アイスクリーム等も
   おいしいです。

    夕食はメインの肉・魚料理はレストランの外で目の前で調理してくれます。
   僕としては水曜日のアジアンが一番のお気に入りでした。なんと言ってもカリーですからね。
   木曜日のBBQの時は、ちょうど夕食時に雨が降っていたのでレストランとコーヒーショップの間のところで
   ジュージュー焼いていました。
   土曜日のカベリーはモルディブの周辺の料理ということで、モルディビアン料理とは違います。
   焼いたラム肉やターキーなどがメインでした。

夕食のバーベキュー
昼食のデザート
朝食のカリー
シマハギの群れ
ツマグロザメ
アユも見たタイマイ
 <メインジェッティ付近>

    メインジェッティから左右に泳いだ所は、すぐにドロップオフになっていてこのあたりでは、よくナポレオンや
  ヒメフエダイの群れを見ることができます。
    またジェッティの下には、常にヨスジフエダイが群れています。滞在中に一度、ギンガメアジが群れているのを
  見ました。しかしながらこのギンガメアジは、何時もここで見られるというわけでなく、あちらこちらを移動している
  ようです。
ヨスジフエダイ
ギンガメアジ
ナポレオン
 <78番コテージ前パッセージ付近>

   今回のシュノーケリング・ベストポイントはこのパッセージを出た両サイドドロップオフです。潮の流れに逆らい左に
  行くとすぐにムレハタタテダイがよく群れているのを見かけます。また、夕方には、このの付近で3枚のマダラトビエイ
  を見ました。写真には残せませんでしたが、ネコさんは、ここでマンタを見ました。このあたりは普段からマンタが見られる
  ポイントのようです。
    パッセージの右側を行くと、裏ジェッティ前のコーラルガーデンと呼ばれるポイントに続きます。こちらは、かつては
  珊瑚がみごとだっただろうという名残を感じさせる一帯で、今でもデバスズメダイ等の小魚が乱舞しています。
    また、大きなマダラエイも回遊しています。
   
コーラルガーデンのデバスズメダイ
マダラトビエイ
ムレハタタテダイ
    今回のエンブドゥ・ヴィレッジのハウスリーフは、魚影も濃く大物もたくさん出会えて本当にエキサイティングな
   シュノーケリングを楽しむ事ができました。珊瑚の回復は、ボリフシに比べてまだ進んでいない印象を受けましたが
   迫力という点では、今まで行ったリゾートの中でもトップクラスだと思います。

    今回は、たくさんの水中写真を撮ったので興味のある方は、エンブドゥ写真館(水中編)へどうぞ!

    また、今回はアユのシュノーケリング中に撮った水中写真なども公開しています。宜しければ、こちらも
   あわせてご覧ください。
                          アユの南の島写真館 (公開中!)
      
5.帰国
  

   エンブドゥの通常のチェックアウトは12時ですが、最終日の前日にレイトチェックアウトをレセプションに頼んだ
  ので、部屋は17時の出発まで無料で使えました。
     
     15:00  精算         ・・・・・・・・・・部屋の鍵とセーフティーボックスの鍵を返します。
     16:30  スーツケース出し ・・・・・・・・・・スタッフが荷物を引き取りに来ます。
     17:00  リゾート発

   ボートに乗る直前に3人分のランチボックスを受け取りました。中は、サンドウィッチとバナナとゆで卵でした。
  こういう心遣いが嬉しいですね。

   ボートが出る時に、掲示板でも来られている「さくらこさん」ご夫妻が桟橋前のドロップオフから手を振って
  お見送りをしてくれました。

   ボートのデッキで気持ちよく潮風に吹かれながら30分ほどでフルレ空港の桟橋に着きます。途中ボートクルー
  にアユは呼ばれて、ボートの舵を操縦させてもらいました。
   この日は天気も良くまだ早い時間だったので、ヴァドゥ・チャネルの近くでイルカが見られるのではないかと
  期待していたのですが、残念ながらイルカは現れませんでした。しかしながら、翌日帰国した「さくらこさん」
  ご夫妻は、うらやましいことにイルカに逢っていますので、エンブドゥからの帰りのボートでは、十分期待できる
  かと思います。

  
      17:30  フルレ空港着  
      
   空港に着いた時、アユが虹がかかっているのを見つけて大喜びしました。     
   飛行機の出発時間までにかなり間があるので、空港で待っているフルレホテルへの無料送迎バスに乗り
  ました。アユは、フルレホテルの広場にある遊具で遊びたがったのですが、残念な事に8月中旬から月末まで
  改装工事で遊ぶ事ができませんでした。
   また、荷物を預けるのに1つにつき$4(昨年は$2だった)かかると言うことなので、レストランで軽く食事を
  取りながら休む事にしました。レストランのレシートを見せれば、預かり代は無料になります。
   
   食事をとった後は、ホテルのスーベニアショップでお土産を物色しているうちに、中野さんと落ち合って空港に
  向かいました。中野さんは、フルレホテルでのマーレ暴動の件で旅行会社スタッフへのモルディブ観光省からの
  説明会に出られていたそうです。

   空港の外のカフェテラスで、チェックインの時間待ちをしていた時に以前よりBBSにカキコしてくれている
  「まめごんさん」ファミリーと落ち合いました。こちらは、ボリフシにご滞在でした。

   チェックイン後、プレイコーナーでアユはまめごんさんのお嬢さん方と一緒に遊んで搭乗の時間を待ちました。
  スリランカ航空は定刻に離陸し、スムーズに帰国の途に着きました。

                マーレ (22:15)  →   成田 (翌11:50)    UL460便


                            今回もお疲れ様でした。
       
ランチボックス
アユ操縦する
送迎ボート