4.エクスカーション
  
   ヘレンゲリのエクスカーションは、前述しましたがレセプションの掲示板に張り出してある申し込み用紙に
  名前とルームナンバーを記入します。催行人数に達すると催行日が決定し書き込まれてあります。
  僕たちは、ゲストが少ないので催行されないのも仕方ないと思いながら、参加できる3つのエクスカーション
  に名前を書いておきました。予想に反してすべて催行されたので驚きましたがラッキーでした。

   エクスカーションには、「Manta Raise」のパトリックさんが同行して色々面倒を見てくれましたが、実は
  パトリックさんも来たばかりで、ドルフィン・ウォッチング以外は初めての参加だったそうです。
   
   すべてのエクスカーションには、10%のサービス料がかかります。また、ドーニクルーには$1/一人の
  チップをあげているゲストが多かったです。
半水上コテージ
(ミール・ランド・ヴィラ)
水上ヴィラ
ミールのビーチコテージ
   ミールは、北マーレ環礁の最東端に位置し、徒歩で1周40分の大きなリゾートです。島の周りは広くきれいな
  ラグーンに囲まれています。
   客室のカテゴリーは、4種類。ビーチコテージは、出来上がっているものもありましたがまだ建設中のものも
  多くありました。ミールも昨年の暮れの津波で大きな被害を受けたリゾートの一つなのです。
      
   水上ヴィラは、かやぶきのナチュラルな作りで、最近できたらしいです。中は、ソファーや家具も高級感がある
  雰囲気で、テラスにジャグジーがついたラグジュアリーなヴィラでした。ハウスキーパーにお願いしてちょっと中を
  のぞかせてもらいました。彼の話では、$600/1泊位すると言うことです。
    
   島の東側の南に面して、半水上コテージが並んでいます。テラスからは、直接海に降りられるタイプで、ラグーンを
  一望できる良いロケーションです。

   ハネムーン・スウィートは島との間をボートで行き来する部屋として出来たときは かなり画期的なコテージ
  でした。(現在はソネバギリにもありますね。)
  
   ミールは、桟橋のすぐ近くには大きなプールがあり、ヘレンゲリではゲストもまばらなのに大勢のゲストで賑わって
  いました。ミールでオーバーブッキングに遭うとヘレンゲリに流されるそうです。(通称:島流し)

   島には、1時間の滞在で隣の漁民の島ディフシに向かいます。
<ドルフィン・ウォッチング>

   ドルフィン・ウォチングの時間    18:00〜19:30   
   最小催行人数             6人
   料金                   大人 $15   子供(2〜12才) 半額
  

   18:00にレセプションに集合ということでしたので、僕たちは用意を整えて5分前に行くともう既に全員が
  揃っていて少しあわてました。スイス、ドイツ系のゲストの方々は、時間に正確と聞いてはいましたが、これからは
  遅れをとらないように早めに集合しようと心に決めました。

   ドルフィン・ウォッチングは、写真のドーニで30分ほど島の北の方に向かうとドーニクルーがイルカの群れを
  見つけてドーニを近くに進めてくれます。イルカたちは、ドーニの先端で波乗りをして遊んでくれます。かなりの
  数の群れだったので、次から次へとやってきては、波乗り、ジャンプと目を楽しませてくれます。

   ドーニの方もスピードを上げるのでかなり揺れますが、そういうことを忘れるくらい興奮のひと時です。
  そして、夕暮れ近くにドーニは、帰途に着きます。暮れていく水平線の紅にたくさんのイルカがピョンピョン
  ジャンプしている景色は、映画「グラン・ブルー」のポスターのようでした。

   パトリックさんの話によるとかなり高確率でイルカに会えるそうなのでお勧めのエクスカーションです。

  漁民の島ディフシの港に横付けして、ドーニの上でランチタイムになります。サンドウィッチやパスタ、サラダ
 にフルーツと言った内容です。コーヒー、紅茶は用意されていましたがミネラルウォーターやジュース等は
 用意されてないので、必要な方は持参しましょう。

  ランチの後は、各自で島内を散策します。ここディフシも昨年の津波で被害を受けました。水面が1m20cm
 以上もあがり、女性や子供はボートに乗せ、男性は屋根の上に上がって水が引くのを待ったそうです。
 幸いなことに、怪我や亡くなった方はいなかったそうです。
  その間、島の通りを魚が泳ぎまわっていたと現地の方が話してました。島内のスーベニアショップの壁には
 その時に上がった水面の高さを記したラインがあります。
  
  港の反対側の海岸に面したスーベニアショップで買い物をしましたが、とても安かったです。ただし、大きな
 金額のお札だとおつりが無いので買い物をされる方は、1ドル札をたくさん持っていきましょう。

  島に1時間と滞在したあとアスドゥ・サン・アイランドに向かいます。
島のスーベニアショップ
島内の小道
漁民の島ディフシ
   アイランドホッピング最後の訪問地アスドゥは、島1周10分、客室30室のこじんまりした素朴なリゾートで
  先に訪問したミールとは対照的です。島の施設はレセプション、レストラン、バーぐらいしか見当たりません。
  高級志向の最近のモルディブにあって、未だに昔の良き時代のモルディブリゾートを今に留めている島です。
  訪れる日本人ゲストは、年間を通してもほとんどいないそうです。もし先にミールのような豪華リゾートを
  見た後でなければハウスリーフさえ良ければ、このような素朴なリゾートもありかなと思ったかも知れませんが
  何しろミールがとても豪華だったので、逆にアスドゥの素朴さが際立って感じました。

   ハウスリーフでのシュノーケリングは、ドロップオフが近く、桟橋から向かって右手に泳いで見ましたが
  魚影は濃い方です。短時間だったために特に大物には会えませんでしたが、シマハギの群れやカスミアジ等
  がいました。

   アスドゥでの1時間の滞在の後、ヘレンゲリに向けて帰途につきます。
   
ビーチ前のドロップオフ
桟橋左手の広いビーチ
カーギ遠景
   カーギのハウスリーフは、ヘレンゲリほど魚影は濃くありませんが、入ってすぐにナポレオンに会ったり
  時々ハナタカサゴの群れが通り過ぎて行ったりとなかなか侮れません。何よりも透明度が高くて白い砂地に
  陽の入る様子がとてもきれいです。

   小1時間ほどシュノーケリングをした後、ランチをとるためにビーチでくつろいでいると、先ほどシュノーケリング
  したばかりのドロップオフを、なんとイルカの群れが通り過ぎて行くではありませんか!もう少しいれば一緒に
  泳げたのにと思うと少し残念ではありました。

   ランチは、サンドウィッチにサラダ、フルーツそしてBBQの魚(ツナ)やチキンでした。昼食の後は、腹ごなしに
  ビーチでフリスビーをしたり、散歩したりして過ごし、もう1時間ほどシュノーケリングをして16:00にヘレンゲリ
  に向かって出発します。

   あと少しでヘレンゲリに着くというところで、またイルカの群れ発見!ドーニクルーがしばらくイルカの後を
  追ってくれました。今回は本当にイルカに遭遇する機会が多い旅行でした。

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帰りのボートで見るサンセット
ボートに沿って泳ぐイルカ
このドーニで出発
<アイランド・ホッピング>

   2つのリゾート(ミール、アスドゥ)と漁民の島(ディフシ)を回ります。

   アイランド・ホッピングの時間    9:30〜17:00   
   最小催行人数             8人
   料金                   大人 $35   子供(2〜12才) 半額

   9時半にレセプションに集合でしたが、15分前に用意をしていきました。ところが、参加予定のゲストのうち
  2人が催行に気づかないでいたために支度を待っていて出発が30分遅れました。催行される場合も特に
  連絡はないので、申し込み掲示板をこまめにチェックすることをお勧めします。
   
   ヘレンゲリは北マーレ環礁の北端なので、ドーニで2時間近くかけてまずは、ミール・アイランド・リゾートに
  到着します。船酔いしやすい方は、酔い止め薬を飲まれていた方が良いかもしれません。
   
  
完全独立型水上コテージ
(ハネムーン・スィート)
アスドゥのコテージ
レセプション
アスドゥのメインジェッティ
<無人島カーギでのシュノーケリング&BBQピクニック>

   ヘレンゲリの北側にある無人島カーギでシュノーケリングしたり、BBQランチをとるツアーです。

   ツアーの時間    10:00〜17:00   
   最小催行人数    6人
   料金          大人 $40   子供(2〜12才) 半額

   ドーニでヘレンゲリから約45分でカーギに到着します。桟橋から向かって左側にきれいな広いビーチが
  ひろがっており、シュノーケリングもこのビーチの前のドロップオフを行き来します。潮の流れはそれほど
  強くありません。
    
5.帰国
  
   最終日の予定は、前日の夕方レセプションの掲示板に「Departure Information」として張り出されます。
  精算は、チェックアウトの前日の夕食前ということでしたが、気がついたときにはその時間は過ぎていたので
  レセプションのスタッフに相談すると「いつでもいいよ」との事でした。それではということでチェックアウト直前に
  精算することにしました。
   
   レイトチェックアウトは特に申し込みませんでしたが、部屋は出発直前までそのまま使えました。
   
   昼食はツアーには含まれていませんでしたが、そのままメインレストランでランチビュッフェをいただきました。

   荷物の引き取り(Luggage out)   14:45
   精算                    15:00
   チェックアウト               15:15
   リゾート発                15:35
   
   メインジェッティから水上飛行機の着くポンツーンまでボートで移動します。パトリックさんが最後まで
  お見送りしてくれました。

   水上飛行機は、15分ほどの飛行ですがマーク家の貸しきり状態でした。往路はスピードボートだったので
  復路のみでしたが、空からの眺めを楽しむことができました。
空からのリゾート
空からの眺め
水上飛行機
  
   フルレ空港に到着するといつものように中野さんが出迎えてくれて、待ち時間は滞在中の話などしながら
  過ごしました。

   今回は、コロンボ経由ということで搭乗時間がいつもよりも早かったので、空港内のレストランで軽食を取り
  飛行機に乗り込みました。

      マーレ  (19:30)  →   コロンボ(21:55)    UL104便
      コロンボ (23:50)  →   成田  (翌11:50)   UL460便

   コロンボ経由は初めてでしたが、特にディレイすることも無くスムースに成田に到着しました。帰りの飛行機でも
  アユはイルカのぬいぐるみをもらいました。今回の旅行でまた一段とイルカ好きに拍車がかかりパレオやネックレス
  などのイルカがモチーフのお土産品を山のようにねだられました。

   成田に到着すると台風が関東地方に接近しているということで、天気が少し怪しかったですが、大荒れになる
  前に自宅に着く事ができました。

   今回のヘレンゲリは、天気にも恵まれシュノーケリングも楽しんだ上、イルカにもたくさん会えてとてもご機嫌
  な旅行でした。
   
  
カーギでパトリックさんと
スリランカ航空でもらったイルカのぬいぐるみ
とアユにねだられたお土産品の数々。
お疲れ様でした。