マーク一家の裏話(無責任言いたい放題!)第20弾!

                 <2007年夏 沖縄・渡嘉敷島編>

                                         
                       今回は、「再び蘇れ、サンゴの海」編です。


       マーク  「いや〜、めでたい、めでたい。今回の渡嘉敷は良かったね〜。」

        ネコ  「マーク、やけにご機嫌じゃないの。」
             
        アユ  「パパ、今度はカメが見られたから嬉しいんじゃない?」
             
        ネコ  「あー、そうかあ。去年は一人だけカメがみられなくて悔しい思いをしたんだものね。これでリベンジ
             は果たしたし、次の沖縄はもう渡嘉敷じゃなくていいよね?」

       マーク  「え?なんで?渡嘉敷はサンゴもきれいだし、慶良間へ行くなら、また渡嘉敷でしょ。」

        ネコ  「今回は昨年行かなかった阿波連ビーチや無人島のハナリにも渡ったし、思い残す事はないかと
             思ったんだけれど。」
            
       マーク  「いや〜、阿波連ビーチの沖はあんなに元気なサンゴ礁が広がっていたなんて、意外だったな〜。」
             
        ネコ  「大勢の人が海水浴をしているビーチだから、私もサンゴは期待できないと思っていたけれど、なか
             なかどうしてだったわね。」

       マーク  「当初は昨年行った隠れビーチへ行くつもりだったんだけれど、マリンビレッジから阿波連ビーチへ
             行くファミリーから『阿波連ビーチの沖の方はサンゴがきれいですよ。』って教えてもらって、ちょっと
             覗いてみるかって事にしたんだよね。」

        ネコ  「本当にお話通りだったわ。情報を下さったあのファミリーにお礼を言いたかったのだけれど、その後
             お会いする事もなくお別れしてしまって残念だったわ。」

       マーク  「ハナリも去年見た時からずっと行ってみたい所だったから、今回行けて嬉しかったな。」
           
        ネコ  「ハナリへは阿波連ビーチからグラスボートのおじさんに送迎してもらったんだけれど、ハナリの近くの
             シュノーケリング・ポイントをグラスボートで通りながら教えていただいて、本当に親切だったわ。」
            
       マーク  「タクシーのおばさんも気さくで話し好きな、楽しい人だったね。ハナリのサンゴ自体はボロボロだった
             けれど、ところどころに大きなサンゴが残っていたりして、かつては素晴らしいサンゴ礁だったんだろ
             うな。」

        ネコ  「さすがに透明度は抜群で、泳いでいて気持ちが良かったわね。そう言えば今回の渡嘉敷、お天気に
             恵まれて波も穏やかだったわりには、全体的に海の透明度があまり良くなかったなあ。」

       マーク  「去年の秋は台風の直後だったけれど、まだ去年の方が良かったぐらいだったね。」

        ネコ  「夕方の渡嘉志久ビーチなんてクラゲが大発生しちゃっていて、のんびりシュノーケリングが楽しめな
             かったし。」

       マーク  「渡嘉敷で見たクラゲは刺すタイプのものではなかったけれど、去年のリーティでクラゲに刺された経験
             があるからね。」

        ネコ  「7月の3連休に大きな台風が慶良間を直撃したのだけれど、その後、沖縄のあちらこちらでクラゲが
             大量に流れついちゃったらしいわ。」

       マーク  「お天気が良かったせいもあるけれど、沖縄、すごく暑かったね。空気が熱すぎるせいか、秋の時に比
             べて景色も全体的にガスっているような感じだった。」

        ネコ  「地元の人も今年の暑さは異常だって言っていたわ。」

       マーク  「水温も異常に高く感じたね。サンゴへの影響が心配だな。」

        ネコ  「実は渡嘉敷行きが決まって、昨年みたいに元気なサンゴを見られるなあってわくわくしていた時、テレ
             ビで慶良間のサンゴの病気のニュースを聞いてショックを受けたのよ。」

        アユ  「アユも知っているよ。ホワイトシンドロームって言うんだよね。サンゴの一部が白くなって死んじゃうん
             だよ。」

        ネコ  「そう。そしてその白い部分は他ののサンゴにもどんどん感染していって、短い間にたくさんのサンゴが
             死んでしまうそうなの。」

        アユ  「渡嘉敷の海にもそういうサンゴをあちらこちらで見たよ。アユの夏休みの宿題の自分新聞は、ホワイ
             トシンドロームの事にしたんだ。クラスのみんなに読んでもらって、みんなでエコな生活をしてサンゴが
             死なないようにしてもらいたいな。」

        ネコ  「渡嘉敷から帰って来た直後に、新聞で今年石垣島でサンゴが大量に白化しているという報道を読ん
             だり、さとちゃんさんがUPされている宮古島のサンゴが大量に白化している写真を見たりして、これか
             ら、沖縄のサンゴがどうなってしまうのか心配だわ。」

       マーク  「そう言えば今年のGWの後、石垣島で例年にないほどのサンゴの大産卵があったよね。今回の事と
             関係があるのかな?」

        ネコ  「まるで死期を予測して子孫をめいっぱい残そうとしていたようにも思えるわね。」

        アユ  「でも、石垣島で水温の高さに強いサンゴが発見されているんでしょ?これからそういうサンゴが増えて
             いくといいね。」 

        ネコ  「沖縄のサンゴも1998年の世界的なエルニーニョの時に相当ダメージを受けていて、慶良間のサンゴ
             も少なからず影響はあったのだけれど、その後、少しずつ復活してきたところなのよね。」

       マーク  「でも大きな台風やオニヒトデ、開発などに伴う環境の悪化など依然として厳しい状況は続いている。」

        ネコ  「今現在起きているこの惨状を止める事はできないのかもしれないけれど、今後またサンゴが復活でき
             るような環境になるように、自分で出来る事を少しずつやっていきたいわね。」

        アユ  「そうだよ!みんなでエレベーターを使わないで、階段を歩こう!」

       マーク  「おいおい、そりゃあ時と場合があるだろ〜。」

        ネコ  「この前なんか、6階まで階段を昇らせられたのよ。」

       マーク  「アユ、大事な事はいっぺんにいろいろするんじゃなくて、長く続ける事なんじゃないの?
             無理をしていたら、すぐに続かなくなるよ。」

        ネコ  「環境のために出来る事は、その人その人で違うと思うの。でもまず、自然を大切にしたいという意識を
             持つことが一番大事なのかもしれないわね。」

        

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       マーク  「沖縄旅行と言えば、毎回台風の”沖縄ルーレット”に賭ける気分で計画しているけれど、今回は久しぶ
              りに台風の心配がなくてラッキーだったね。」

        ネコ  「うんうん、それにラッキーな事が盛りだくさん。まず往路の飛行機のスーパーシート。」
            
        アユ  「席が広くて楽ちん〜。」
            
        ネコ  「マークが貯めていたポイントのおかげで、無料で初めてスーパーシート体験しちゃった!」

       マーク  「トホホ。出張の時に使おうと密かに貯めていたのに、3回分のスーパーシートが・・・。」

        ネコ  「あんなに広くてゆったりした席を体験しちゃうと、今度のスリランカ航空の10時間が辛く感じそうだ
             な〜。」

        アユ  「お弁当もおいしかった!」

        ネコ  「うんうん、ANAのスーパーシートの18時から20時までの出発便には、お弁当がでるのよね。それも
             有名料亭の松花堂弁当なんだもの。」

       マーク  「20時羽田発の便だったから、ぎりぎりだったね。」
       
        ネコ  「CAの対応も至れり尽くせり。私が座席の前のスリッパの袋を見つめていたら、なんと袋から出して
             履かせてくれちゃったのよ。もうびっくりするやら、恐縮するやら。」

       マーク  「まあ喜んでもらって、スーパーシートにしたかいがあったかな。」

        アユ  「帰りの飛行機もポケモンジェットだったしね。」  

       マーク  「渡嘉敷滞在中にお祭りの日に当たったのはびっくりしたよ。」

        ネコ  「渡嘉敷祭りでしょ。年1回の島一番のイベントなんだけれど、私は日程を組んだ時に知っていたわよ。
             マークに言っていなかったっけ?」

        アユ  「花火やレーザー光線がきれいだったね。夜店でいろいろ食べられたのが楽しかった。」

       マーク  「本格的な慶良間太鼓やエイサーも見られたし、最後はみんなでカチャーシーを踊ったりして沖縄の
             夜も満喫できたね。」
             
        ネコ  「渡嘉敷から泊港に戻った後は、さとちゃんさんとシン君にも会えて嬉しかったわ。」

       マーク  「2年ぶりだったかな。プチオフ、楽しかったね。」

        ネコ  「いろいろ沖縄の生の情報も教えていただいて、ほんとに最後まで充実した沖縄旅行だったな〜。」

       マーク  「さとちゃんさん、シン君、お忙しい中お付き合いくださってありがとう。」

        アユ  「シンお兄ちゃん、カッコ良かったよ。」

       マーク  「またかよ〜。気が多いやつだな。



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       マーク  「ところで沖縄ではお天気に恵まれたけれど、地元に帰ってからが大変だったね〜。」

        ネコ  「羽田を出る時にはほとんど雨が降っていなかったのに、地元についたら土砂降りなんだもの。」

       マーク  「家までの道路もあちらこちらで冠水しちゃっていたし。」

        ネコ  「うちは浸水は免れたけれど、近くの家やマンションはボートで家まで帰ったそうよ。その後、
             2〜3日は停電や断水になっていたみたい。」

       マーク  「なんとかバスで家の近くのバス停まで来たけれど、バス停から家までの道がまた冠水。」
           
        ネコ  「ちょっと見たところ、大した事はないだろうと思っていたら、アユの膝ぐらいまで水があったから
             もうびっくり。」

       マーク  「ずっとこの土地に住んでいたけれど、こんな事は初めてだよ。」
       
        ネコ  「おかげでマークにはスーツケース2個とも、肩にかついで水の中を歩いてもらっちゃったわね。
             土砂降りの中、大変だったでしょう。ごめんなさいね。」

        アユ  「パパ、『海猿』みたいにカッコ良かったよ。」

        ネコ  「うんうん、マークが伊藤英明に見えちゃった。」

       マーク  「おおっ、ほんとかよ〜。でも、うちのスーツケース、あんなに重かったんだなあ。」
         
        ネコ  「考えてみるとモルディブのポーターも大変だったかも。」

       マーク  「これは次回からチップをはずんであげなくちゃいけないね。」






      

                      
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