マークとネコの裏話(無責任言いたい放題!)第8弾!

<2003年秋 宮古島旅行編>

                   
今回は、「被災から1ヶ月」編です。


          マーク 「沖縄はアユが産まれる前に、本島・石垣島・竹富島・西表島・黒島と行ったけれど
             宮古島は今回が初めてだったね。この時期に沖縄に行ったことがなかったから
             海で泳げるかどうか心配だったけれど、お天気に恵まれていたこともあって、
             海を満喫できたね。」
             
         ネコ  「風が少し、秋だな〜って感じはしたけれどね。
             実はアユって国内線の飛行機に乗るの、今回が初めてだったのよね。
             でも、国内はやっぱり気楽でいいわ。子連れ旅行って、子供が病気や怪我をした
             時が一番不安だもの。万一の時も健康保険証があれば、普段と同じように病院に
             かかれるし。」
                         
        マーク 「僕も携帯電話やパソコンが使えるから、遊びの合間に仕事もできて良かったよ。
             もっともアンテナが壊れていたせいで、電波が少し届きにくかったけれどね。」

        ネコ  「宮古島はちょうど1ヶ月前の9月10日〜11日に30年ぶりの大型台風14号の
             直撃にあって、その被害は相当だったのよ。電気・電話は止まり、島の人達は夜は
             ろうそくの灯で生活したんですって。本土から500人もの電気工事の応援が来て
             突貫工事をして復旧したらしいけど。私達の宿泊したブリーズベイ・マリーナも
             窓ガラスがわれて雨と泥が吹き込み、めちゃくちゃになってしまったそうよ。
             従業員が泊まり込みでお掃除して、それでも1週間は営業停止状態だったん
             ですって。」
                   
        マーク 「僕達がレンタカーで島内をまわっている時も。電気工事をしているところを見かけたし
             まだ修繕されていない電線も随分あったね。街路樹のソテツも先がなくなったものや
             折れているものもあった。みやこパラダイスは蝶が台風で飛ばされてしまったらしいよ。
             島の人達は精神的にも経済的にも相当の被害を受けてしまったんだね。」
            
        ネコ  「被害を受けたのは人間だけでなく植物もそうなのよね。吉野海岸や新城海岸など、
             私達は初めてだから景色を見ても、草木が潮枯れしちゃったのね、って感じる程度
             だけど、行ったことのある人にとってはすっかり様子が変わっていて驚くのでしょうね。」
                     
        マーク 「でも、もうあちらこちらで花々が美しく咲いていたし、木からは芽がふいていた。
             島の人達も台風の被害に負けずに頑張っていたよね。ホテルの中はそんな被害が
             あったなんて言われなければ気がつかないぐらいきれいになっていた。」
                         
        ネコ  「不幸を悲しんでいるだけでは何も始まらないものね。私達も逆に元気をわけてもらった
             気がするわ。」
                                                                       
             
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         マーク 「ところで吉野海岸、噂には聞いていたけれど本当に良かったね〜。」
                                                    
        ネコ   「吉野海岸は今では結構ポピュラーだけど、少し前までは知る人ぞ知る穴場ビーチだった
             そうね。はっきり言って、ビーチまでのあの急な細い道を車を運転するのは、私には
             とてもできません。まだ、新城海岸のほうが整備されていたわね。」

        マーク 「でも、あの元気なサンゴの間を舞い泳ぐカラフルな小魚達。一瞬サンゴが生きていた頃の
             モルディブと重なって見えたよ。」
            
        ネコ  「魚達もあの台風の中、頑張ったのね。宮古島のサンゴと言えば、八重干瀬がきれいで
             有名なんだけど、アユがいるからボートエントリーのシュノーケリングポイントはだめだもの。
             今回は吉野海岸しか泳がなかったけれど、宮古島の実力はまだまだこれだけじゃないって
             感じました。」

       マーク  「でも、泳いでいる人の中にはサンゴに乗って写真を撮ったりしている人がいたけれど
             そういう事はやめて欲しいな。」
                         
        ネコ  「台風の影響かもしれないけれど、ビーチもガラスの破片がたくさん落ちていて危なかったわ。
             私も見つけると拾って集めておいたけれど、みんなでこのきれいな吉野海岸を大事にして
             行きたいわね。」
                               
            
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       マーク 「ところで、今回はお天気も良かったし、海の中も楽しめたし、飛行機のディレイや
            カメラの水没も無かったけれど・・・やっぱりそれで済まなかったね。
            マーク家が旅行をすると必ず何かトラブルが起こる。今回はアユが怪我をしてしまった。」

       ネコ  「正直言って今までのトラブルの中で一番ショックでした。
            いくら国内旅行だから何かあってもすぐ病院に行けるとは言っても、実際にそういう事態が
            起きてしまうとはね・・・。」

       マーク 「宮古島旅行の最終日ということで、海では泳がずにチェックアウト後レンタカーで島内観光
            をしたんだけれど、池間大橋手前の休憩所でアユがベンチに座ろうとしたとたん、
            ベンチの座る部分の角材が滑り落ちてアユの足の上に落ちてしまったんだ。」

       ネコ  「私がすぐに持ち上げようとしたんだけれど、とても私一人では持ちあがらないほどの重い
            角材だったわ。一見したところしっかりした造りで、とても壊れているようには見えなかった
            のに。」 

       マーク 「結局アユは左足の骨にひびが入って全治1ヶ月。
            日曜日だったから病院があいていないのが心配だったけれど、県立宮古病院の救急が
            開いていて、レントゲンを撮って整形外科で診てもらえたから良かった。」

       ネコ  「最近はすっかり手がかからなくなって『楽だわ〜』なんて思っていたけれど
            子供の怪我って思わぬ時に起きるから、やっぱり気を抜いちゃいけなかったのよね。
            あんな重いものが落ちて痛かったでしょうに。可哀想なことをしたわ。」
          
       マーク 「う〜ん、でも不可抗力的なところもあったけれど・・・。ベンチの件は市役所に連絡
            したんでしょ?」

       ネコ  「そう、ベンチは元に戻さないでおいたけれど、また誰かが怪我をしてもいけないし
            市役所は休日でお休みだから、メールをしておきました。
            でも今回の事でちょっとマークのこと、見直したわ。アユが怪我をして私がパニック状態の
            時でも、冷静に救急のあいていそうな病院を探して、道に迷うことなく連れて行ってくれたんだ
            もの。仕事柄、見知らぬ土地でも地図一つでどこへでも車を運転しているだけあって、
            頼もしいパートナーだわ。」

       マーク 「アユも初めは痛がってすごく泣いたけれど、病院で足を固定してもらってからは痛みも
            和らいですっかり元気になったね。」

       ネコ  「帰りの飛行機では、足の怪我よりも宮古島から帰るのが悲しくて泣いていたわね。
            それに、この機会にとちゃっかりいろいろなものをおねだりしていたし。」
                                                    
       マーク 「帰りは空港でも機内でも、係りの人がみんな良くしてくれたね。
            アユも車イスを押してもらって、ご機嫌だった。
            怪我をしたことは悲しいことだけれど、嘆いていてもしかたないものね。でも、ネコさんは
            これからアユの怪我が治るまでは大変だけれどね。」

       ネコ  「大丈夫、まかせておいて。今は大変だけれどきっと乗り越えられるから。
            いつまでもくよくよしてはいられないわ。
            1ヵ月後には足の固定も終わるし、あゆも幼稚園に復帰できるわよ。」

       マーク 「前向きに頑張ろう。宮古島で会った人々みたいに。」
        
                                          
                    

                              

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