昨日よりも若干雲が多目ながらも、朝から良い天気です。朝食後にフロントで熱帯低気圧の様子を確認すると今夜には
台風に発達する予報。明日は高速艇が全面欠航の可能性も出てきました。さあ、ここは思案のしどころです。
もたもたしていて船が出なくなれば、何日も島に閉じ込められてしまいます。それだけは絶対に避けたいのですが、実は
渡嘉敷島一番の行事、「鯨海峡とかしき祭り」が今日から始まるのです。この祭りに合わせて旅行の予定を組んだのに
見ないで帰るのは心残りだし・・・。ホテルのスタッフに相談すると、明日はまだフェリーは出る予定で、最悪でも朝一番の
フェリーで那覇に戻れそうなので、もう1泊このまま渡嘉敷に滞在する事に決めました。更に今日は、まだ海遊びができる
ぐらい波も落ち着いているので、阿波連ビーチに出かけることにしました。

 ホテルの送迎バスで10時10分に出発です。送迎料金は片道1人250円、往復500円です。僕達は往路のみバスをお願いし
復路はタクシーで帰ることにしました。


<阿波連ビーチ>
  阿波連ビーチは、湾になっている事もあり、波も全くなく、これで明日高速艇が欠航になるとは思えないくらいでした。
ただシュノーケリングをしてみるとやはり少し濁りが入って透明度が落ちているように感じました。それでも鮮やかなサンゴ
やチョウチョウウオ等のトロピカルフィッシュの姿を楽しむことができました。
<3日目> 7月25日(金)
エイサー
シーサーの獅子舞も健在
会場のダブルレインボー
琉球舞踊
首里城正殿
守礼の門
ニセフウライチョウチョウウオ
の群れ
色鮮やかなサンゴ
阿波連ビーチ
食事中のカメ
まだ元気なサンゴ
隠れビーチの岩場

  夕方ホテルに戻ってくると早速台風のチェックです。どうやら沖縄直撃はなさそうですが、今日までは全便定刻に出港
している船も明日からは台風の影響を避けられない予報です。ホテルのスタッフの話では、明日の高速艇は全便欠航ですが
フェリーは出港するとの事なので渡嘉敷での滞在を1泊繰り上げて明朝のフェリーで那覇に移動することにきめました。

  部屋に戻ると持参したパソコンで那覇のホテルを検索します。那覇市内のサンプラザホテルの3名1室朝食付きで
¥12、150というお特なプランがあったのでさっそくそこをおさえました。その後は、大ちゃんに連絡を取り時間が合えば
夜に会おうと言うことで約束しました。これでとりあえず明日の予定も決まり、ほっとして夜のイベント、「鯨海峡とかしき祭り」
にくりだします。
サザナミヤッコ
 
<隠れビーチ>
  午後からは阿波連集落でテイクアウトをしたお弁当を持って、いつもの隠れビーチに移動します。こちらは少し台風の
影響が出てきたのか阿波連ビーチよりも波が立っていました。でも海の中は特に流れも無く透明度もそれほど悪くは
ありません。ただシュノーケリングをして感じたのはサンゴがすっかり傷んでしまっている事でした。昨年まではまだ元気な
サンゴの群生が見られた一帯もすっかりサンゴの墓場となっているのを目の当りにした時はショックでした。
まだ一部では元気なサンゴの群生が見られる所もありましたが、このサンゴ達も何時まで見られるかわかりません。
同じ事はとかしくビーチでも阿波連ビーチでも言えますが、渡嘉敷島のサンゴについてアユがレポートを書きました。
是非ご覧ください。
           
                    アユの夏休みレポート  「青い海の贈り物 サンゴ」

  サンゴのダメージは大きかったのですが、今回はここで大きなカメに会いました。渡嘉敷に来てからとかしくビーチ以外で
カメが見られたのはここが初めてなので嬉しかったです。カメは特に逃げることも無く、ガリガリと食事をしていました。  
 
<鯨海峡とかしき祭り>
        17:30  夕食
        19:00  ホテル 発       とかしき祭り会場へ(渡嘉敷小学校運動場)
        22:00  会場  発       フィナーレの花火を見てホテルへ

 夕食後にホテルの無料送迎バスで19時にホテルを出発します。早くも風が出てきて時折ぱらぱらと雨が降ったりして
きました。会場に到着すると暮れていく空にくっきりと虹がかかっているのが見られました。その後雨はすっかりあがり
最後の花火まで雨に水を差されることはありませんでした。
 昨年はお祭りの二日目、今年はお祭り初日だったので、若干プログラムの違いはありましたが、今年もエイサーや
慶良間太鼓などの伝統芸能を楽しめました。またアユはイベント会場でビーズを使った携帯ストラップ作りも教えてもらい
出来上がった作品はお土産にもらいました。
慶良間太鼓
 とかしき祭りの様子は動画館でお楽しみください。
                                  動画館  渡嘉敷 2008
<4日目> 7月26日(土)

  4日目の朝も快晴とまではいかないまでもまだ良いお天気で、部屋から眺めるとかしくビーチも穏やかです。
これで本当に高速艇が欠航なの?と半信半疑でフロントに行くと案の定、フェリーは勿論のこと、高速艇も2便までは
通常運航との事。良かった〜。高速艇の2便なら午前中は海で遊べるし、昼食を食べてからの出発なので、ちょっと
ゆっくりできそうです。
  朝食の後にとかしくビーチでシュノーケリングをすると、さっそくカメが出迎えてくれました。それでも海の透明度は
さらに落ちており、時折スコールも降る不安定な天気になってきたので、早めに海遊びを切り上げ部屋で荷物をまとめて
移動に備えました。
        
        12:00   チェックアウト 
               荷物をフロントに預け、ホテル内のレストラン「タートル」で昼食
        13:15   ホテル 発        

             渡嘉敷(14:00)  →  泊港北岸(14:35)   マリンライナーとかしき   2便    
   マリンライナー乗船前に渡嘉敷港待合所で、チケットを今日の2便に変更してもらいます。この時期渡嘉敷から泊港への
 高速艇は1日3便ありますが、3便目は欠航でした。
   泊港までの35分間は多少の揺れはありましたが、特に気分が悪くなるほどではありませんでした。

  泊港に到着するとタクシーでホテルまで移動します。タクシーの中で運転手さんに台風の様子などを聞き、渡嘉敷から
 1泊早く切り上げて帰ってきた話しをすると「もし良ければ、明日一日貸切で観光しませんか?」との申し出。
 レンタカーを借りるよりも高いけれど、効率良く観光できるし何より楽ちんと言うことで交渉成立です。
  親切な感じの運転手さんだし、ホテルの前で名刺をもらい明日の打合せをして別れました。

  ホテルにチェックイン後は、荷物を置いて首里城を見学に行くことにしていましたが、大ちゃんに連絡すると車でホテルまで
 迎えに来てくれて首里城へ連れて行ってくれました。

<首里城>      16:00〜17:00 

              開園時間 8:00〜21:00 (7〜9月)    休日   7月 第一水、木曜日
               開館時間 8:30〜20:30 (7〜9月)    入館料金 大人800円 子供(小・中学生)300円  
              駐車場   310円

  16時頃首里城の駐車場に到着すると、車を置いてまず守礼の門を見学します。それから世界遺産の園比屋武御石門の
 前を通り、広福門で入館券を購入しました。広福門に入ってすぐのところでは、琉球舞踊が見学できます。
 アユはパンフレットの裏のスタンプラリーに挑戦して、シールをもらいました。
地酒横丁
ソーキ汁とじゅーしー
高良食堂

  首里城内の展示を1時間程見学した後は、大ちゃんと、大ちゃんご紹介の高良食堂でまずは軽く腹ごしらえです。
今回はソーキ汁とじゅーしー(炊き込みご飯)を食べてから、国際通りの民謡酒場「地酒横丁」へくりだしました。

次のページへ