マーク一家の裏話(無責任言いたい放題!)第18弾!

                 <2006年秋 モルディブ・クラブ・ランナリ編>

                                         
                       今回は、「マーク一家の長い夏」編です。


       マーク  「あ〜あ、ついに終わったね、マーク家の夏。夏休みのリーティから始まって秋休みの渡嘉敷、
             そして今度のランナリ。今年の夏はいつになく長かったねえ。」

        アユ  「終わっちゃって寂しいよ〜。」
             
        ネコ  「お財布の中身も寂しくなったわ。」
             
        アユ  「You are always talking about money.」

        ネコ  「Money doesn't grow on trees.」
            
       マーク  「何、それ?」
             
        ネコ  「この前、ラジオの英語講座でアユが勉強したところよ。テキストブックに載っていたの。」

        アユ  「”あなたはいつもお金のことばかり言う”って言ったんだよ。」
        
        ネコ  「”お金は木になるわけじゃないから”。その前の”この家の誰かがお金の事について考えなけりゃ
             いけないでしょ”っていうセリフに続くんだけれどね。」

       マーク  「なんだアユ、最近すごいじゃない。」
           
        ネコ  「なにしろこの前、英検5級に合格したばかりだから。」
            
        アユ  「しかも満点だったんだよ。」
                         
       マーク  「いよっ、英検5級!」

        ネコ  「さすが、満点合格!」

        アユ  「ぴよだと思ってばかにしているな。」

        ネコ  「アユったらランナリで、拾ったヤシの実を知らないうちにちゃっかりハウスキーパーに割ってもらっ
             ちゃっているの。」

        アユ  「だって外で遊んでいたら”切ってあげようか?”って言われたんだもの。”Yes, please.”って言っ
             たら割ってくれたんだよ。」

       マーク  「すごいな〜、そのうち英語はアユに通訳してもらうかな。」

        ネコ  「もちろんその後、ハウスキーパーには私からチップを渡したんだけれどね。」

       マーク  「ランナリってイタリアのクラブ系のリゾートで、初めはちょっと戸惑ったよね。ゲストもスタッフもあまり
             お互い干渉しない雰囲気だもの。」

        ネコ  「今までカジュアル・リゾートのフレンドリーな雰囲気に慣れていたから、日本人または東洋人に対して
             排他的なのかなあ、なんて思ったわ。すれ違うゲストに”Hello.”って言っても無言の人が多いし。」

        アユ  「”チャオ”って言っても何も言わないの。」

       マーク  「でも慣れてくると決して日本人に冷たいとか、気取っているとかじゃないんだっていうのがわかって
             きた。」

        ネコ  「シュノーケリングしながらお互いにカメやエイの居場所を教えあったり、アユのカメラをしげしげと
             眺めて話しかけてくるゲストもいたり、なんだ、他と変わらないじゃないって。」

       マーク  「ハウスキーパーが作ってくれたスライス・ココナッツ、ネコさん、アユと二人で部屋の前を通るゲストに
             配っていたでしょ。」

        ネコ  「なんだかその後から、すれ違うゲストが挨拶してくれるようになったわよ。」

       マーク  「イタリア人ゲストって陽気なイメージがあるけれど、意外にシャイなのかもね。」

        ネコ  「レセプションのスタッフもとても感じが良かったわ。アユがバスルームでコップを割ってしまった時、
             レセプションに言いに行ったんだけれど、私達が部屋に戻る前にもう、ハウスキーパーが掃除にきて
             くれたし。礼儀正しく気持ちの良い対応の上、気配りが行き届いているなあって思いました。」

       マーク  「アニメーターがいてにぎやかだって聞いていたけれど、滞在中、一度レストランでちらりと見ただけ
             だったね。
             きっとバーの方では毎晩盛り上がっていたんだろうけれど、日中に関しては特に今までのリゾートと
             そう違いは感じなかったよ。」

        

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       マーク  「ところで今回のランナリ、超短期滞在の5日間で決行したね〜。」

        ネコ  「スリランカ航空の直行便就航5周年のキャンペーンでもらった優待航空券がなければ、あえてこの
             時期に計画はしなかったんだけれど。モルディブ5日間の旅行は、実はボリフシの時にもやっている
             のよね。
            
                                              ”モルディブ短期旅行攻略法”編 参照

             この時の短期旅行の条件に挙げた

                1.スリランカ航空往復直行便利用
                2.同日に入れる南北マーレのリゾート
                3.小さい島、または行った事のある島
                4.短期旅行こそ乾季に

             ランナリはこの条件全てにぴったりのリゾートだったわけ。」

       マーク  「さすがに天気だけは時期を選べなかったから仕方ないけれどね。」

        ネコ  「リーティに続き、今回もあまり天気に恵まれていなかったと思っていたけれど、滞在前後の天気を
             見ると少しでも晴れ間が見られただけ良かったのかも。」

       マーク  「まあモルディブじゃ、今までの経験上よほどの事がない限り悪天候でずっと海で遊べない日が
             続くという事もないし、もちろん晴天の方が楽しめるけれど、そうじゃなくても十分楽しめるという事を
             証明した一年だったかな。」


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       マーク  「ランナリのハウスリーフのシュノーケリングは文句なく楽しめたね。ギンガメアジの渦やカメやエイにも
             会えたし、大きなパウダーブルーの群れに会えたのがすごく印象度UPだな。」

        ネコ  「サンゴも今まで行ったどこのリゾートより元気だったわ。エルニーニョの年からだんだん年月がたって
             全体的に回復してきているって事もあるけれど。」

        アユ  「アユはクマノミを近くで見られて嬉しかったな。パウダーブルーの群れやミノカサゴも見たのは
             初めてだし。」

       マーク  「食事は種類も多いし毎食カリーが出てきたりで、まあ満足だったかな。」
           
        ネコ  「そうね〜、中野さんから”ヘレンゲリの2倍おいしいですよ”って聞いていたから、ちょっと期待が
             大きすぎたけれど。」
       
       マーク  「種類は確かに2倍位あったよね。」

        ネコ  「スープやパスタなんかの味付けは、むしろヘレンゲリの方が好みだったわ。でもレストランについて
             辛口の評価になってしまうのは、食事の方より別の減点材料のせいかもね。」

       マーク  「うんうん、担当ウエイターね。レストランの印象は担当ウエイターによっても変わるって、今回初めて
             思ったよ。」
         
        ネコ  「モルディブ旅行をされた方のお話の中で”ウエイターの感じが悪かった”って言うのを読んだりして、
             そういう人っているのかな?って思っていたけれど、今回はほんとにそうだった。」

       マーク  「僕達、今回でモルディブ旅行も15回目だけれど、どこでもウエイターが親切で楽しませて
             くれたよね。」

        ネコ  「特にアユと出かけるようになってからは、どこへ行ってもみんなフレンドリーに話しかけてくれて、
             それをきっかけにウエイターとも話しがはずんだりしたのよね。だけど今回のランナリの担当
             ウエイターったら、何?にこりともしないで全くウエルカムの気持ちもないし、滞在中彼の声を聞いた
             のは”Finish?”だけよ。」
             
       マーク  「久しぶりに出た〜!ネコさんの毒舌。ここのところおとなしかったじゃない。」
        
        ネコ  「初めは不満のうっぷん晴らしに始めたこのコーナーだけれど、最近すっかり人間が丸く
             なっちゃって(笑)。でも、今回は言わせてもらうわ。」

        アユ  「アユが何度も”Hello.”って挨拶しても無視なんだよ。挨拶しないなんて無礼じゃない?」

        ネコ  「こらこら、”無礼”なんて、目下のあなたが使うもんじゃないわ。まったく、どこで覚えてくるんだか。
             でもアユの言う通り、挨拶もろくにしないのよ。」

       マーク  「まあランナリでは、コーヒー・紅茶はセルフでウエイターと口を利く機会もあまりないし、もともと
             レストランでゲストとウエイターが会話で盛り上がるという雰囲気ではなかったからね。
             余計なおしゃべりはしないというリゾートの方針でもあるんじゃないの?」

        ネコ  「それとそっけない態度は別だわ。見かねた他のウエイターがフォローしてくれたことも何度か
             あったわよ。ランナリの名誉の為にも言っておくけれど、彼以外のスタッフにはレストランも含めて
             みんな、気持ちの良い対応をしてもらったわ。」

       マーク  「彼はまだ、仕事に慣れていなかったんじゃない?水の値段もレストランに置いてあるビールの
             種類も知らなかったんだし。」

        ネコ  「ちょっと悔しいからチップと一緒に”笑った方がいいわよ”ってメモも渡しちゃった。」

       マーク  「もっとビシッと言ってやれば良かったんじゃない?」

        ネコ  「でもね、後から思ったの。もしかして私達の方からもっと話しかけてあげれば良かったのかもって。
             日本人ゲストが少ないリゾートだから、彼も戸惑っていたのかも。今回は初めての事だからこちらも
             戸惑ったけれど次にこういう事があったら、こちらから話しかけてみようかしら。」

       マーク  「ディビヒ語で話しかけたら、意外と心を開いてくれたかもね。」

        ネコ  「やっぱり外国人から母国語を聞くのは嬉しいものよね。そうそう、スリランカ航空のキャビン
             アテンダントで日本語を話す方に会ったわよ。スリランカで2年、東京に来てからも日本語を勉強して
             いるんですって。」

       マーク  「日本人が多い路線だから、日本語を勉強しておいた方が良いというわけだね。」

        ネコ  「機内は英語で用が足りるでしょうが、そうして日本人乗客のために日本語を勉強してくれるなんて、
             嬉しいじゃない。今までスリランカ航空のキャビンアテンダントについては、特に良くも悪くも印象
             なかったんだけれど今回はすごくイメージアップだな。」

       マーク  「そして例のスリランカ航空の赤いリュック、ついに手に入れたわけだ。」

        ネコ  「うふふ。春のヘレンゲリの時に機内に忘れて来てからずっと縁の無かった赤いリュックだったけれど、
             これでようやく宿題が終わった気分だわ。」



             
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       マーク  「あれっ?アユは?姿が見えないけれど。」
             
        ネコ  「もう寝たわよ。夜更かししているとクリスマスの夜、”黒いサンタさん”が来るって言い聞かせて
             いるから。」

                   黒いサンタさん・・・・・1年間良い子にしているとクリスマス・イブに赤い服のサンタが
                                プレゼントを届けに来てくれるが、悪い子には黒い服のサンタが
                                枕元に恐怖グッズ(どんな?)を置いていくそうです。
                                                         (「トリビアの泉」より)

       マーク  「さて、今年マーク家は春のヘレンゲリ・夏のリーティ・秋の渡嘉敷そしてランナリと忙しくも楽しい
             一年でしたがいつも我が家のサイトに遊びに来ていただいている皆さんには、どんな一年だった
             でしょうか?」
          
        ネコ  「きっと皆さんも有意義な楽しい一年を過ごされた事と思います。来年もまた皆さんにとっても
             マーク家にとっても楽しく思い出いっぱいの一年になりますように。」

       マーク  「そして来年もまた”シュノーケラー・マーク一家の海と島の旅日記”をどうかよろしく。」

        ネコ  「皆さんの旅行のお話や情報交換、お待ちしております。」


             
Merry Christmas & Happy New Year!



        アユ  「来年もアユの写真館、見てね!」

    マーク・ネコ  「寝なさいっ!」

      

                      
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